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2−1.本の構成 <HTML> <HEAD>......</HEAD> <BODY> [表紙] [扉] ([目次]) [本文] ([註釈]) [奥付] </BODY> </HTML> 2−2.ファイルを編集してみよう 保存したttxファイルをT-Timeで開き、「編集(E)-エディタによる編集」を選んで、ソースを表示させましょう。 そしてまずは<HEAD>の中の設定を書き込んでいきましょう。 <HEAD> <TITLE>萩原朔太郎「猫町」</TITLE> <META NAME="Editor" CONTENT="大久保ゆう"> <T-Time hashira=red hashirastyle=shadow hashiraalign=left hashiravisible=true hashiraAutoHide=true> </HEAD> <BODY> これは私がある人へのプレゼントとしてつくった電子本《萩原朔太郎「猫町」》のソースです。<HEAD>の中には、電子本の題名を記入する<TITLE>タグと、このファイルの制作者を示す<META NAME="Editor">、そして本の設定を示す<T-Time>タグを入れるのが普通です。このように<T-Time>タグや<BODY>タグを使えば本文の文字色などの設定ができます。しかし注意すべきなのは、設定が固定されてしまい、T-Timeの「設定(O)」から変更することができなくなってしまうことです。そうすると読者の側から設定を変更することもできなくなってしまうので、私としてはほとんどの設定をフェイスで行い、ソースの方ではフェイスで指定できない最低限の設定を行うことを推奨します(2−8参照)。 2−3.表紙をつくる 次は表紙をつくってみましょう。表紙というのは、読者が最初に見るページです。読者はそれを見て、これから始まる物語を想像したり、期待してみたりするものです。本の最初の印象が決まる部分なので、やはり気合いを入れてつくりたいところです。 《Aufliteratur von Zeze》ではひとつの作品に担当を一人つけて、表紙をつくってもらっていますが、そこで指定している形式は次の通りです。 ・画像形式はJPEG。 ・サイズは600x450。 サイズは《Aufliteratur von Zeze》の作品が全画面表示、そして表紙は一枚絵を基本としているので、ディスプレイの一般的な比4:3にしてあります。しかし一枚絵になると、ファイルサイズが大きくなるので、フォトレタッチソフトで適度(0-20%)に圧縮して、100KB以下にするとよいでしょう。 表紙に必要なのは、題名と作者名、そして作品を喚起させる画像です。《Aufliteratur von Zeze》から力作の例をいくつか挙げますので、参考にしてみてください。(KB表示はいずれも表紙画像サイズ) ・古都倉愀一「Call my name (behind the sound)」(装丁:相川久美、79KB) ・古都倉愀一「Call Your Name (behind the sound)」(装丁:相川久美、73KB) ・古都倉愀一「心の尖」(装丁:ありさとうさき、73KB) ・蔓樹秋人「存在定義」(装丁:ありさとうさき、31KB) ・蔓樹秋人「解のないもの」(装丁:高島公恵、69KB) ・Akito T.「Get rid of...」(装丁:塔滝子、47KB) ・大久保ゆう「巴きいろの推理演習 第三話」(装丁:保科エリカ、48KB) 表紙画像を全画面に引き延ばすには、以下のようにタグを書くと良いでしょう。 <BODY> <IMG src="title.jpg" x=0 y=0 height=100% width=100%> (<T-IMG>タグでも可) 2−4.扉をつくる 扉というのは、表紙をめくったところにある、作品名と作家名を記したページのことです。これを本物の本に習って、こしらえてみましょう。2−3で書き入れた<IMG>タグのすぐあとに、次のように入れましょう。 <t-PB valign=middle stroke=horizontal> <H1>作品名</H1> <DIV ALIGN=right>作者名</DIV> "valign=middle"で画面の中央に持ってきて、作品名を<H1>タグで囲みます。<H1>タグを使うことによって、見出しと認識され、柱に作品名が表示されるようになります。 2−5.目次をつくる 長編小説となると、いくつもの章に分かれることがあります。このとき目次をつくっておけば、読者にとっても目当てのページを探しやすくなるので、長編あるいは短編集のときは、できるだけ目次をつけると良いでしょう。 目次をつくる際には、<A>タグの"HREF"と"NAME"を利用します。例として、《Aufliteratur von Zeze》の拙訳「サンタクロースにまつわる話」のソースを見てみましょう。 [目次ページ] <t-PB stroke=vertical valign=middle align=center> 目次<BR><BR> <A HREF="#1">1.サンタクロースがやってきた</A><BR><BR> <A HREF="#2">2.赤鼻のトナカイ</A><BR><BR> <A HREF="#3">3.サンタクロースはいるんだ</A><BR> [リンク先ページ] <t-PB stroke=horizontal align=left> <A NAME=1></A> <H2>1.サンタクロースがやってきた<BR> メイジャ・ヘンリ・リヴィングストン・Jr</H2> 2−6.本文 次は本文にとりかかりましょう。まず本文の最初に次のタグを入れて、途中で変更した形式を、普通の形に戻しましょう。 [縦書き小説タイプ] <t-PB stroke=vertical valign=top align=left> <BR> [横書き詩タイプ] <t-PB stroke=horizontal valign=top align=left> <BR> ただ[横書き詩タイプ]で、一連の内容をまとめて表示して、詩をつないでいく場合、"valign=middle"にしましょう。(秋人「秋の色」参照、またこの詩には別の工夫も仕掛けてあります) [本文内] 「<A NAME=5hon></A><A HREF="#5">ハリポタ</A>は好みなんだけどなぁ……じゃなくて、奴よ!」 [註釈ページ] <A NAME=5></A>* ハリポタ<BR> ご存知、ハリーポッターの略称。尚、前述の眼鏡ッ子とは映画版のハリーのことをさす。決して『何処の親父やねん!』と誰もがつっこんだであろう原書版イラストのハリーのことはではない。あれは平積みするのはちょっとどうかと思うが……。 →<A HREF="#5hon">戻る</A><BR> <BR> 重要なのは、註釈先に本文へ戻れるようにリンクを作っておくことです。そうでないと、読者が元の箇所に戻れなくなるおそれがあるからです。 ルビに関しては、他の講師の方が詳しく触れられているので、<t-R>タグを使いましょう、とだけ紹介するにとどめておきます。 2−7.奥付をつくろう 実際の本を見ると、最後のあたりに発行日や発行者などが書いた部分がありますね。それと同じように、電子本でも誰がつくったのか、いつつくったのか、などをちゃんと記しておく必要があります。自作小説の場合、最低限必要なのは「作品名/著者名/著作権表示/装丁者/発行元(制作者)/発行日/ファイルのヴァージョン/ファイルの扱いに関する注意/問い合わせ先/最新ファイルの手に入れ先」などです。《Aufliteratur von Zeze》では次のように書いています。 <t-PB stroke=horizontal valign=bottom xsize=70%> 作品名:Call Your Name (behind the sound)<BR> 著者名:古都倉愀一<BR> (c) 2003 KOTOKURA Shuichi<BR> All rights reserved.<BR> <BR> 表紙制作:相川久美<BR> <BR> ALZ vol.3 2003年1月1日発行<BR> Call Your Name (behind the sound)---Ver.1.00<BR> (2003/1/1)<BR> <BR> このファイルはフリーウェアです。<BR> <BR> ※注意 「ALZ乗船上の注意」より<BR> ●ALZの電子本ファイル、および各コンテンツは、A.L.Z.および各著作者に帰属します。これらすべては著作権法により保護されています。無断転載、無断改変を禁じます。<BR> ●ただし、電子本ファイル(当該TXT, EBK, HTMLファイル)に関しては、個人の楽しむ範囲内に限り、サーバ上から個人のパソコンに複製することが許されます。<BR> ●雑誌、CD−ROM等、不特定多数に公表される媒体に転用を望まれる際は、事前にALZ事務局までご連絡下さい。<BR> ●本サイトの内容等に関するお問い合わせ、あるいは各作者に対するお手紙等は、ALZ事務局までお願いします。<BR> ●なお、ALZ内のコンテンツ等を閲覧、使用した結果生じた不都合に関して、当方が責任を負うものではありません。ご了承下さい。<BR> <BR> 問い合わせ先:info@alz.jp<BR> ホームページ:http://www.alz.jp/<BR> </BODY> </HTML> また、《青空文庫》ファイルでは、上のものをふまえて次のように表記することができます。 <t-PB stroke=horizontal valign=bottom xsize=70%> 作品名:猫町<BR> 著者名:萩原朔太郎<BR> 底本:「猫町他十七篇」岩波文庫、岩波書店<BR> 1995(平成7)年5月16日第1刷発行<BR> 1997(平成9)年12月5日第4刷発行<BR> 親本:「萩原朔太郎全集」筑摩書房、1976年発行<BR> 入力:ryoko masuda<BR> 校正:浜野智<BR> HTMLファイル作成:浜野智<BR> 1999年1月12日公開<BR> 1999年12月7日修正<BR> <BR> 表紙制作:大久保ゆう<BR> 電子本制作:大久保ゆう<BR> 2002年夏制作<BR> 2003年2月18日修正(Ver2.0)<BR> 問い合わせ先:BS_221b@lycos.jp<BR> ホームページ:<A HREF="http://www.comcarry.ne.jp/~maerd/221b/">The Baker Street Bakery</A><BR> <BR> このファイルは、インターネットの図書館、<A HREF="http://www.aozora.gr.jp" TARGET="_top">青空文庫(http://www.aozora.gr.jp)</A>で作られたHTMLファイルを元にした電子本です。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。<BR> </BODY> </HTML> 2−8.フェイスの調整 最後の仕上げとして、フェイスの設定をしましょう。ttxファイルをT-Timeで開き、ファイルの見栄えを調整します。 まずはその作品のイメージに合う背景画像をウィンドウ内にドラッグ&ドロップしてください。そうすると、背景がタイル式に表示されます。背景は標準ではタイル設定になっていますが、画面サイズにぴったり合わせたいときは、「設定(O)-背景」から「ウィンドウに合わせる」を選択してください。 背景が決まったら、次は文字の設定をしましょう。「設定(O)-本文フォント」や「設定(O)-本文サイズ」(あるいは見出しフォント、サイズ)から本文(見出し)の基本設定を決めます。《Aufliteratur von Zeze》では、本文サイズ19、見出しサイズ20、フォントは作品の雰囲気によって自動明朝か自動ゴシックのどちらかを選択しています。文字色に関しては「設定(O)-文字色(C)」から決められます。背景によってはデフォルトの黒字が読みにくい場合があるので、適宜読みやすい色に変えましょう。背景がごちゃごちゃしているときは、文字陰色に白系統の色を使い、文字を浮かび上がらせるのも良いでしょう。 次は行間です。行間は開きすぎても狭すぎても読みにくくなります。「設定(O)-行間」から指定できます。《Aufliteratur von Zeze》では14を選択しています。 他に、ソース中で"x-size"(文字の倍率変化)という機能を使いましたので、それが反映されるよう、「設定(O)-解釈(T)-文字サイズ(S)」をチェックしておきましょう。そして本文中で「!?」のように半角疑問符等を二つ以上並べているときは(1−2参照)、それを縦書きでも読めるよう、「設定(O)-縦中横」から並べた数以上の数字を選びましょう。また<TITLE>タグに入れたタイトルを表示させるため、「表示(V)-タイトルバー(T)-タイトル(T)」をチェックしましょう。 そしてデフォルトは縦書きのため、左カーソルでページをめくるようになっていますが、ソース中で本文を横書きにした場合、左上のマークをクリックして、右めくり設定に変えておきましょう。 最後に《Aufliteratur von Zeze》では右上のマークをクリックし、全画面表示にして、先頭ページに戻し、ttzファイルを作成するのですが、全画面表示にするかしないかは、趣味の範疇なので、自分の好みで選んでください。(^-^; と、私の説明はこれで終了です。題名に『青空』ルリユールとあるのに、主に《Aufliteratur von Zeze》の電子本を例に使ってしまいましたが、ご容赦ください。この文章が、何かのお役に立てれば幸いです。 |